ストーリオ

山の神様も避難中

更新日:2004-12-10


小千谷のボランティアセンターが昨日で県外からの受入れ募集を中止した。ボランティアの要請数が少なくなったこともあるが、これからの季節、テント泊や車など雪に慣れない方には、危険が多いことも考えての事だと思う。本当に多くの方が、県外から来てくださいました。心からお礼申し上げます。
 隣街の長岡あたりでも、今回の地震が過去形で語られる事があるが、小千谷はまだ復旧から復興への足掛かりが見えてきた段階でしかないと思う。まして川口町では、今だ復旧のまっ最中。
 新聞の切り抜きは、実家の吉谷藤田沢から3km程山中に入った所にある、郡殿の池から神様を降ろしてきた話だ。とても良い記事で、守る地元の人を励ましてくれるに違いない。例年5-6mも雪の積もる場所で、冬は毎月雪堀に一日かけて行くが、その社が地震で傾いている。この冬は、もっと頻繁に行かなければならないだろう。
 信仰の対象ということで、この社の修復は全て地元負担となるかもしれないが、老人世帯が多くどうなることか。こうした人知れない小さな文化をも守りたい、光の当たらない人達も支援したい、そんな思いで小千谷JCが中心となり、「立ちあがれ中越」は次のステップを迎えようとしている。来週にはプレス発表になるだろう。